【お悩みの種類】難分解処理水の再利用埋め立て処分場の処理水の再利用

プラントメーカーからの引き合いで、埋め立て処分場から出るRO膜処理後の濃縮水を処理したいとの要望がありました。

埋め立て処分場の浸出処理水を再利用する計画がありましたが、処理後の水の塩濃度が高いため再利用に不向きな状態でした。そのため処理の最終段階にRO膜を設置し脱塩処理を行ってました。

しかし、RO膜を通した60%の水は再利用可能ですが、残りの40%の濃縮液は再利用も処分場に戻すことも出来きませんでした。

提案

水を再利用水、塩を産業廃棄物として処理する為に減圧脱水乾燥装置で塩と水に分離する提案致しました。

これはRO膜から排出される、処理水の40%を占める濃縮液を蒸留処理をし、濃縮液を蒸留水と塩とに分離します。

減容率は97%程度あり、1,000Lの濃縮液を処理したとすると、30kgの塩と水に分かれる計算になります。再利用できない塩は産廃廃棄物として処理し、水は場内で再利用します。

導入
成果

その結果として、山の中で水の確保が難題だった埋め立て処分場が、この方式によって、大切の水資源を無駄せず、必要な水量確保が容易となりました。

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